ドン・キホーテといえば、豊富な日用品が24時間、いつでも低価格で手に入れられる、ディスカウントショップブランドの最大手だ。今や、日本国民の生活にすっかり根ざしているといっても過言ではない。
その歴史は、現運営会社であるパン・パシフィック・インターナショナルホールディングスの前身、ジャストが1980年に設立されたことに始まる。1989年には、記念すべき第1号店の「ドン・キホーテ府中店」が開店。現在は、総合スーパー型の「MEGAドン・キホーテ」などの業態も含め、国内外に700店舗近くを展開している。
ところで、ドンキには「情熱価格」という、ドンキが独自に開発した商品ブランドがある。この情熱価格は、商品のクオリティの高さと、良い意味でそれに反比例した驚きの安さを実現しており、ドンキの利用客にとって大きな魅力のひとつとなっている。
今回は、「Business Journal 買うべき・買ってはいけない調査班」が独自リサーチを行い、MEGAドンキで手に入る情熱価格の商品のなかから「この夏、揃えておきたいアイテム」を5つ選出した。
接触冷感ピローパッド/1077円(税込、以下同)暑くて寝苦しい夏の夜。枕を使っていると首や頭に熱がこもってしまいがちだが、枕ナシで寝れば首が凝ってしまうし、これはもう仕方ないものとあきらめている人も多いのではないだろうか。しかし、ドンキと布団メーカーの大手・東京西川がコラボした「接触冷感ピローパッド」を使えば、そんな悩みも解消できるだろう。
このピローパッドは、家で常用している枕に巻きつけて使用する。ナイロンとポリエステル製のサラサラとした触り心地に加え、ダブルメッシュ構造なので通気性もよく、蒸れにくいつくりとなっている。肌が生地に触れたときの冷感を示す「q-max値」も0.352と、高い値を誇っている。
さらには吸水性と速乾性にも優れており、かいた汗が乾くことで、就寝中も頭がクールに保たれるのだ。パッド自体もそのまま家庭の洗濯機で洗うことができ、買い換えなくても何度も使えるので経済的だ。
ワンタッチステンレスマグボトル 500ml/1077円高温多湿なこの季節は、油断するとすぐに水分不足になり、熱中症の危険と常に隣り合わせだ。とはいえ、ペットボトル飲料ばかり飲んでいても健康に悪影響を与える恐れもある。そんなときはマグボトルを利用し、自分で飲み物を用意することをおすすめしたい。
ドンキ情熱価格の「ワンタッチステンレスマグボトル」は、低価格にもかかわらず、しっかりとしたつくりの良品。口が広いので大きめの氷でも難なく入り、冷たさを長時間保つことができる。ワンタッチオープン式なので、片手で楽にフタを開けられるのも嬉しい。
また、真空断熱二重構造のおかげで、冷え込みがキツくなる冬の季節にも、中の飲み物は65度のあたたかさが6時間も保たれる。夏のみならず、1年を通して使える優れものなので、特に推薦したい逸品だ。
メンズフェイシャルシート クール キンキンシトラス/300円うだるような暑さのこの季節、嫌な熱気と汗のベトベト感を一掃したい人におすすめしたいのが、「メンズフェイシャルシート」だ。
数あるフェイシャルシートのなかでも、同商品をおすすめするのには理由がある。
敏感肌の人にはあまりすすめられないが、夏にありがちな不快感をとにかく一気に吹き飛ばしたい人には、これ以上ないほどの商品だろう。そして、300円で50枚入りというコスパの良さも忘れてはならない。
快適清涼 サラカノコ メッシュボクサー3D(4枚組セット)/1077円男性にとって、夏は下半身が蒸れてしまいがち。そんな時におすすめしたいのが、ドンキのボクサーパンツだ。
情熱価格のオリジナル商品である「サラカノコ メッシュボクサー3D」は、“3D”と銘打たれているように立体的なつくりなので、はいていても窮屈さがない。
加えて最大の特徴は、夏でも快適に過ごせること請け合いの、高い通気性である。その秘密は“鹿の子織り”と呼ばれる生地の編み方にあり、これは肌と触れるのが面ではなく点になるという、ポロシャツ生地などに多く使われる手法。1077円で4枚組みという料金設定もあいまって、かなりお買い得な良品だ。
汚れが気になる衣類をスッキリ洗う洗濯ネット/322円汗をかきやすいこの季節には、洗濯する回数も必然的に増えてしまうが、その回数は減らせるに越したことはないだろう。そんなときに活躍するのが、ドンキの「汚れが気になる衣類をスッキリ洗う洗濯ネット」だ。
商品名がすべてを物語っているといってもいいこの商品は、種類の違う衣類同士をまとめて洗うことができる便利なアイテム。ネットのつくりは頑丈で、ファスナー部分にカバーをつけるという細かな配慮も効いている。ワイシャツなら3枚、スラックスであっても丸々1本洗えてしまうという大容量もメリットだ。
ちなみにこの商品は、情熱価格のなかでもベーシックでシンプルな色合いでまとめられた「OUCHI」という生活雑貨シリーズに属しており、そのデザインはモダンかつ無駄がない。買って損はない優れものである。
ドンキのプライベートブランド「情熱価格」は、台所用品から下着まで揃えられるという商品ラインナップの幅広さも強みだ。ぜひフル活用して、今年の暑い夏を健やかに乗り切ってほしい。
(文・取材=「買うべき・買ってはいけない調査班」from A4studio)