大ヒットした堺雅人主演の連続テレビドラマ『半沢直樹』(TBS系)の続編が、来年4月期に放送されることがすでに発表されているが、業界内ではさまざまな憶測が飛び交っているようだ。
「2013年に放送された『半沢』は、当初は地味な社会派ドラマといわれながらも、堺演じる半沢が銀行の上司や支店長に立ち向かう姿が共感を呼び、社会現象に。
怪物ドラマとなった『半沢』だったが、続編を待望する声が多かったにもかかわらず、これまで長きにわたり、堺サイドが首を縦に振ることはなかった。
「噂ではひとつの役の色に染まりたくない堺が難色を示したという説や、堺が所属する田辺エージェンシーが続編に際して堺の大幅ギャラアップを要求したという説などが囁かれていました。折衷案として、次回作では『倍返しだ!』という決め台詞を封印するのではないかという説も、一部では報じられています」(同)
大注目のドラマだけにさまざまな噂が飛び交い、制作関係者たちは神経をすり減らしているかもしれない。そんななか、「ある人物だけは、ほくそ笑んでいるでしょう」と語るのは、ある情報番組関係者だ。
「フリーアナウンサーの夏目三久ですよ。『半沢』続編で首の皮が1枚も2枚もつながりました。夏目といえば日本テレビの看板アナウンサーでしたが、写真週刊誌に元交際相手とのツーショット写真が掲載され失速。フリーに転身しましたが、そこで堺と同じ田辺エージェンシーに所属することになりました。同社会長である田邊昭知氏といえば、“芸能界のドン”といわれる大物として知られていますが、その田邊氏の寵愛を一身に受けて、14年から朝の情報番組『あさチャン!』(TBS系)のメインキャスターを務めることになりました。
しかし開始当初から視聴率ではずっと苦戦しており、いまだ3%台をウロウロと低迷し、常に打ち切り説が囁かれるほど。
そんな“クビ寸前”の夏目に現れた“救世主”が、『半沢』の続編だったというのだ。
「この6年の間、TBSはずっと堺サイドと『半沢』続編への出演交渉をしてきましたからね。その堺サイドからやっとGOが出たわけですから、ここで視聴率の良くない『あさチャン!』を打ち切ることは、田邊エージェンシーとの関係上、難しくなりました。田邊会長が堺のこと以上に気を揉んでいるのは、夏目の処遇だといわれていますから。少なくとも『半沢』続編が放送されるということで、あと数年は夏目が『あさチャン!』から降ろされることはないでしょう」(同)
『半沢』のヒットと夏目の活躍に期待したい。
(文=編集部)