「捕鯨」の是非、日本人と欧米人の議論が“延々とかみ合わない”理由…根本的な論点のズレ

 そして21世紀の今もなお、古い風習が残っている同じアジアのインドの地方部では、悪霊を払うために犬と結婚させられた9歳の少女や、呪いを解くために犬と結婚した18歳の青年がいるとして、報道されています。ちなみに、インド人の約半分は菜食主義といわれています。彼らは「動物を殺すことは罪である」と考えているそうです。これは、葬式や法事の際に生臭物を忌む日本人にとっては、よくわかる感覚だと思います。

 ヨーロッパは全域的にキリスト教が広まっています。キリスト教では、人間は神によってつくられたなかで特別な存在であり、その人間が生きていくために動植物をつくられたという考えなので、動物を殺して食べてもよいことになっています。そのため、悪い魔法使いによって人間が動物や化け物に変えられていたとしても、実体は人間なので結婚できますが、東アジアのように“人間に化けている動物”とは結婚できないのです。

欧米人と日本人の考え方の違い

 ここで思い出したことがあります。ある欧米人と、“捕鯨”について討論をしたことがあるのですが、ある時点から話がかみ合わなくなり始めました。僕は、「確かに、クジラを殺すのは残酷なことかもしれないけれど、欧米人も牛とか豚とかを殺して食べているじゃないか?」と疑問点をぶつけたところ、「クジラは今、頭数が減っているし、保護しなくてはならない」と返ってきました。そこで「そんなことを言っているのではなく、“殺すこと”がかわいそうなんでしょう。だったら、牛とか豚とか殺す賭殺場も同じだよね」と聞き返しました。それには「家畜だからいいんだよ」という、意外な答えが返ってきました。


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