テレビドラマ『渡る世間は鬼ばかり』(TBS系)の脚本家・橋田壽賀子氏が、ドラマ出演者の女優・泉ピン子と俳優・えなりかずきの“共演NG”を暴露。国民的ドラマの内幕とあって、大きな波紋を広げている。

 橋田氏の発言をめぐる経緯を追うと、まず「週刊女性」(10月1日号/主婦と生活社)の連載で泉・えなりの共演NGについて言及。続いて本日発売の「週刊文春」(文藝春秋)の取材に答えるかたちで詳細を語っている。「文春」によると2人は2015年放送の特番を最後に共演しておらず、今年9月16日放送の特番でも同じシーンに登場することはなかったという。

 橋田氏は取材に対し、「(泉ピン子と)一緒に出るとえなり君は発疹が出たり、おかしくなるんですって」と発言。続けて「それを聞いて、私、えなり君にものを言うのも嫌なのね。そういう申し出をすること自体、私は頭にくる」と怒りをあらわにした。一方でドラマプロデューサー・石井ふく子氏は2人の共演NGを否定。同じドラマの脚本家とプロデューサーの証言が食い違う状況となっている。

 橋田氏の怒りを買ったえなりだが、かつてはタレント・ウエンツ瑛士との共演NGも話題になった。ウエンツはゲスト出演した『しゃべくり007』(日本テレビ系)で、えなりとバラエティ番組で共演した際に「トークをぶん取る」ように食ってかかったと告白。その結果、「本当に(共演)NGを食らいまして」と明かしたが、今は“笑い話”として話せると語った。

 一方の泉については、俳優・梅沢富美男と女優・萬田久子が過去の“いじめ報道”に触れたことがある。

梅沢・萬田が出演した2017年放送の『ジョブチューン ~アノ職業のヒミツぶっちゃけます!』(TBS系)で、梅沢が「泉ピン子さんが萬田をいじめたって」と言及。萬田は「いじめではない」と否定したが、梅沢は「ピン子、ひと言多いからさ」とチクリ。萬田によると、泉が演技論を語っている最中に寝てしまったそうで、「土下座して謝りました。ピン子さんは正しいんだもの」と泉をフォローした。

 今回の泉・えなりの共演NG報道にネット上では、「発疹が出るって相当のストレスを与えられたのかな」「えなり君、可哀想ではあるけど共演NGの話が続くのはどうかと思う」「ピン子さんは大御所なんだし、後輩との向き合い方を見つめ直すべきでは?」など、さまざまな反応が出ている。また、「家族同然でもあるドラマ出演者たちのことをベラベラ喋るなんて」「なぜ悩んでる役者に怒るのかな。相談に乗ってあげればいいのに」と、橋田氏への批判も少なくない。

 橋田氏の暴露について、泉のマネージャーは(共演NGは)「そんなことはない」と否定、えなりのマネージャーである母親は「お答えすることはできません」と取材を拒否している模様。今後、本人たちからどのようなコメントが出されるか注目したい。

(文=編集部)

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