ニトリといえば、家具・インテリア製造小売チェーンの大手だ。同店を展開するニトリホールディングスの2019年2月期の連結決算によれば、売上高は6081億3100万円(前年同期比6.3%増)、営業利益は1007億7900万円(同7.9%増)と、実に32期連続の増収増益を果たしている。

 また、7月3日発表の20年2月期の第1四半期決算(19年2月21日~5月20日)においても、売上高は1673億3200万円(前年同期比6.1%増)、営業利益は304億3100万円(同0.0%増)と、相変わらず絶好調。テレビCMでもおなじみの“お、ねだん以上。”というフレーズが象徴するように、手の届きやすい価格かつ高品質なニトリの商品は世代や性別を超えて高い訴求力を持ち、今後も人々の暮らしを支えていってくれることだろう。

 さて、今回「Business Journal 買うべき・買ってはいけない調査班」では、そんなニトリの商品のなかから「この秋、買うべき日用品」を独自に5つ選んでみた。次第に涼しくなる季節に役立ちそうな商品はどれなのか、チェックしていきたい。

LEDキャンドル プレーンM(AH)/545円(税別、以下同)

 秋の夜長は、寝室でリラックスして本でも読みながら過ごしたいもの。そこでおすすめしたいのが、ニトリの「LEDキャンドル プレーンM(AH)」だ。

 こちらは、ろうそくを模したデザインのLEDライトで、ほのかな灯りが気分を落ち着けてくれる。時間がたつと光加減が変わるため、その様子をじーっと眺めているのも楽しいだろう。色違いの「LEDキャンドル レッドM(AH)」(545円)や、サイズが小さくなった「LEDキャンドル プレーンS(AH)」(454円)といった関連商品も売られているので、部屋の雰囲気にはどれが合うかをシミュレーションしてから購入してほしい。

ひもなしラクラク掛け布団カバー シングル(Nグリップ NWq-o ジオ S)/2769円

 

 夏は薄手の掛け布団1枚で眠れていても、秋の訪れとともに涼しくなってくると、そういうわけにもいかない。今のうちにニトリの「ひもなしラクラク掛け布団カバー シングル(Nグリップ NWq-o ジオ S)」をつけておけば、来たる冬に向けても防寒対策は万全だろう。

 このひもなしラクラク掛け布団カバーは、あたたかなボア素材を採用しており、肌触りも滑らか。また、カバーの裏側には摩擦力の強い生地が使われているため、通常のカバーに比べて布団とカバーがずれにくくなっており、つける際にひもで結ぶ必要もない。14年度にはグッドデザイン賞を受賞した実績を持つ、まさにニトリの底力が発揮された商品なのである。

フロアスツール(キリカブ16)/1380円

 

 続いては、秋の模様替えのアクセントになること間違いなしのアイテムとして、「フロアスツール」(高さ15cm)を取り上げたい。

 スツールとは背もたれがない腰かけのことで、この商品は、まるで本物の切り株のような見た目。これひとつあれば、部屋に自然の要素をグッとプラスすることができるのだ。腰かけとしてだけではなくテーブル代わりにもなるし、動物のぬいぐるみを座らせるなどすれば一気にファンシーさが増して、“インスタ映え”する写真が撮れるかもしれない。

 なお、高さが倍の30cmになった「ハイタイプ」(2306円)も売られているため、お好きなほうを選ぼう。

ウレタン入りキルトラグ(ラインキルト NV 130×185)/3232円~

 

 次にピックアップするのは「ウレタン入りキルトラグ」。秋が深まると床のひんやり感が少しずつ気になってくるが、そこにこのキルトラグを敷けば、冷気をシャットアウトしてくれるのだ。ウレタンが入ったことでクッション性が上がっているので、そのまま寝転ぶことだってできる。

 また、暖房やホットカーペットにも対応しているため、肌の弱い人や子どもが低温やけどしてしまう危険性を軽減することも可能。

さらには、もし汚れても手洗いできるなど、とにかくメリットずくめの商品だといえるだろう。

メガネ パンプキンハット/277円

 10月の終わりにはハロウィンが待ち構えているが、クリスマスに次ぐビッグイベントとして、すっかり日本に定着したといってもいいだろう。もしかすると、職場や地域のパーティーなどで、ちょっとした仮装を求められる場面もあるかもしれない。

 ガッツリとコスプレするのは恥ずかしいが、かといって何もしないのも気が引ける……と悩んでいる人は、ニトリの「メガネ パンプキンハット」で手を打ってみてはいかがだろうか。こちらは黒縁メガネの左右に、ハロウィンを代表するモチーフであるパンプキン(ジャック・オー・ランタン)と、黄土色のハットの飾りがついている。100円ショップの仮装グッズよりは上質な感じがするので、“プチ仮装”にもってこいだ。

 以上、ニトリの「この秋、買うべき日用品5選」をお届けしてきた。ハイクオリティな商品がずらりと並ぶニトリは、店内を歩き回るだけでも退屈しないが、それではきりがない。この記事も参考にしていただきつつ、ある程度の目星をつけてから買い物を楽しむといいだろう。
(文・取材=「買うべき・買ってはいけない調査班」from A4studio)

※表示価格はすべて2019年10月の消費税増税後の価格です

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