16日、俳優の沢尻エリカ容疑者が麻薬取締法違反の容疑で、警視庁に逮捕された。合成麻薬のMDMAを所持していた疑いが持たれている。

「沢尻は来年放送予定のNHK大河ドラマ麒麟がくる』に出演しており、1月の放送開始に向けて、すでに沢尻の出演シーンの撮影も進んでいます。主要キャストを務めるだけに、出演シーンで沢尻をカットするなどの再編集で乗り切ることは困難となり、撮り直しとなる可能性もあります。そうなれば、1月の放送開始が遅れるなどして、沢尻サイドには数億円単位の損害賠償金の支払いが発生する事態も想定されます」(テレビ局関係者)

 沢尻といえば、かつては主演映画の舞台挨拶で「別に」発言を繰り返すなどして、お騒がせ女優として世間に話題を振りまいていたが、別のテレビ局関係者が語る。

「沢尻は2009年に当時所属していた大手事務所から契約を解除され、12年には『週刊文春』(文藝春秋)が、その解雇理由は大麻の使用だったと報じました。その後は女優としてキャリアを重ね、かつての悪いイメージを払拭したかにみえましたが、業界内ではいまだに薬物使用の疑いが完全には消えていませんでした。そのため、NHKが大河に沢尻を起用すると発表した際には、『本当に大丈夫なのか』と心配する声があったのも事実です」

 そんな沢尻だが、3年前にある“奇行”が目撃されていたという。

「沢尻といえば、年上有名ファッションデザイナーA氏と“事実婚”状態でしたが、今年に入り関係を解消しています。パーティー好きの沢尻はA氏と交際していた当時、一緒に外出する姿が頻繁に目撃されており、16年には東京・お台場で開催されたエレクトロニック・ダンス・ミュージックの国内最大イベント『ウルトラジャパン』でもその姿が見られました。2人でお揃いのサングラスとハットというカジュアルな出で立ちでVIPルームに陣取り、それだけでも目立つのに、人目をはばからずキスを繰り返し、あまりに激しかったため“クスリでもやっているんじゃないか”と一部では噂が広まるほどでした」(週刊誌記者)

 また一人、違法薬物の使用によって、長年築き上げたキャリアをすべて失う芸能人が増えた。

(文=編集部)

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