沢尻エリカによる薬物事件の余波がいまだおさまらない。

 11月16日、合成麻薬MDMAを所持していたとして麻薬取締法違反の容疑で緊急逮捕された女の沢尻エリカ容疑者。

“一緒にクスリに溺れていた彼氏”とおぼしき横川直樹容疑者も同26日に逮捕され、警察は引き続き入手ルートについて捜査を進めている模様だ。

 また、沢尻逮捕後の最大の懸案事項であった“10話まで撮影済みだったNHK大河ドラマ麒麟がくる』で沢尻が演じていた濃姫役はどうなるのか?”という問題に関しては、沢尻の代役に川口春奈が決定したものの、やはり撮影が間に合わず、第一話の放映が2週間以上も遅れることをNHKが発表。1963年から始まった由緒正しき大河ドラマで、放送開始日が遅れるのは初めての大珍事にして大惨事である。ある週刊誌の記者は次のように語る。

「大河ドラマでは、重厚なセットを組んでちゃんと衣装を着てエキストラも入れて――という段取りが多いため、撮り直しといえど相当時間がかかるとは当初からいわれていましたが、“延期やむなし”という判断をするしかなかったのでしょう。いま、急ピッチで調整が進められているそうですが、進捗次第ではさらにもう2週間延期になる可能性もあるとか。

となれば、全体の尺を短くするのか、ほかに放送枠を設けるのか、NHKサイドにとってはさらに調整すべき事案が増えていきます。被害総額も大河ドラマだけで3億円規模などといわれてますが、10話分をお蔵入りさせたわけですから、もっと膨らむかもしれませんね。

 ここまでの未曽有のトラブルに発展したわけですから、沢尻の芸能界復帰は絶望的でしょう。しかし、CMの違約金も入れて5億円以上にのぼるともされる賠償金を彼女は払わなければならない。エイベックスとは業務提携で、基本的には個人事務所所属ですから、彼女にかかる負担は相当なもの。いっそのことアダルト方面の作品に出演すれば1年もかからずに返済を終えられるかもしれませんが、プライドの高いエリカ様がそれに応じるとは考えづらい。

もはや、自己破産しかないかもしれませんね。まずはクスリ断ちをすることからやり直してほしいです」

「私は知らなかった」とコメントした片瀬那奈

 取り調べに対して、沢尻本人は「10年以上前から大麻やMDMA、LSD、コカインを使用していた」と供述しているというが、なぜこのタイミングでの逮捕劇になったのか? 別の週刊誌記者は次のように語る。

「警察関係者の間では、1年以上前から“沢尻がクスリで捕まるのは時間の問題”といわれていました。すでに内偵も入っていて、そのタイミングをうかがっていたそうですが、それが大河ドラマのオンエア目前になるとは不運としかいいようがない。大河ドラマという金看板に泥を塗られたNHKは、金銭面のみならずイメージ的にも悪影響は必至。業界では“沢尻は、N国の立花孝志党首よりも先にNHKをぶっ壊した女”といわれてますよ。

そんな沢尻に立花党首が『選挙出馬をオファーします』と明言しているのも、笑えない冗談ですよね」

 果たして、沢尻の薬物事件の余波はどこまで広がるのか。ある芸能関係者は次のように語る。

「沢尻エリカがクラブでキメて踊っているのは、クラブ好きの間では有名だった。僕も一度見かけたことがありますが、あれは普通のテンションではない。なので、親友でありクラブやフェスにもよく連れ立って遊んでいたタレントの片瀬那奈が『私は知らなかった』とコメントするのは、やはり無理があるのでは……と個人的には思ってしまいます。

 彼女がレギュラー出演する『シューイチ』はニュース情報番組ですから、彼女に対して疑惑の目が向けられるのはある意味当然。

本人も番組を続けるのはつらいでしょうが、いま降板すると世間の疑惑の目が確信に変わってしまうため、事務所がそれを許さない。片瀬本人が本当にクスリをやってるかどうかはわかりませんが、とにかく落ち着かない日々を過ごしていることだけは確かでしょう。

VIPルームでハイテンションで踊り狂う女優M

 芸能界で次に怪しまれているのは、女優のMです。しょっちゅうクラブに入りびたり、VIPルームでハイテンションで踊り狂うなど目撃談は多数で、捜査線上にも浮かんでいるとか。よく海外にいるのも、“クスリ抜きでは?”と噂されています。そのため、彼女に女優のオファーをする関係者なんてほぼ皆無ですよ。

さすがに沢尻事件の余波で、今はおとなしくしてると思いますが……」

 12月6日まで拘留期限を延期された沢尻は、今も取り調べに対して真摯に答えているという。果たして、芸能界を揺るがす薬物事件はほかにも連鎖していくのか? 今後の状況を見守っていきたい。

(文=藤原三星)

藤原三星(ふじわら・さんせい)
ドラマ評論家・コメンテーター・脚本家・コピーライターなど、エンタメ業界に潜伏すること15年。独自の人脈で半歩踏み込んだ芸能記事を中心に量産中。<twitter:@samsungfujiwara>