ファッション通販会社・ロコンドの社長である田中裕輔氏が5月14日、自身のYouTubeチャンネル上で『【削除覚悟】ヒカル宮迫CM中止?ヒカ迫MC番組?テレビ業界の忖度&圧力と戦います』との動画を公開し、テレビ業界に見えない圧力があると暴露した。
ロコンドは4月、人気ユーチューバーのヒカルが立ち上げたアパレルブランド「ReZARD」とコラボしたシューズを発売。
その大ヒットを受けてロコンドはヒカルにテレビCMへの出演を打診。するとヒカルは、「宮迫博之との共演でなければ引き受けない」との条件を出し、それをロコンドが認めたことで2人が出演するCMが制作された。
テレビCMは5月4日に『YOUは何しに日本へ?』(テレビ東京系)の枠内で放送された。田中氏が明かしたところでは、この日の同番組の平均視聴率は8%で、普段(6~7%)より良かったとしてテレ東から感謝の意を伝えられたという。
CM初放送に合わせて宮迫が自身のYouTubeチャンネルで生配信した際には、約14万人が同時視聴し、同時接続者数で世界一となるほど注目された。
CMの評判は上々で、ロコンドの商品も好調に売れていることから、田中氏は他の民放テレビ局にもCM放送を依頼したが、すべて拒否されたという。
田中氏は動画のなかで「なんの忖度なのか、なんの圧力なのか、それはわかりません」と疑義を呈しつつ、今後も忖度・圧力に負けることなく放送を依頼し続けるとの見解を示した。
田中氏は先月、宮迫のYouTubeチャンネルに出演し、CM起用の件について「まだ早いんじゃないか、宮迫さんでいいんじゃないかと悩んだけど、リスクもあるけど“いったれ”という感じ。炎上しないように」と話していた。
だが、民放各局が宮迫起用に二の足を踏んでいる姿勢を受け、「このチャンネルの発信力をもっともっと増やしていきたい」と決意を述べ、視聴者にチャンネル登録を呼びかけた。
そして当面の目標として「登録者数10万人」を掲げ、達成の暁には地上波のテレビ番組をつくりたいと語った。
宮迫の前には茨の道が立ちふさがっているようだが、ヒカルとロコンドの後押しを得て、テレビ地上波完全復帰を果たす日は来るのだろうか。
(文=編集部)