ベテランお笑い芸人の松本人志(ダウンタウン)が、自身のツイッターでSNSの匿名性についてコメントした。さらに、各地で慈善活動する人たちに寄り添う姿勢も見せ、多くのファンから支持を集めている。
松本は以前から、SNSなどにはびこる匿名の誹謗中傷に嫌悪感を示してきた。2015年には「匿名は良い行いをするときに使うのですよ」とツイートし、悪意の絶えないネット社会に一石を投じた。今年5月になってからも、松本は「あらためて」というコメントと共にこの時のツイートを引用。依然として変わらない姿勢であることをアピールしている。
また数日前には、「善意にケチを付ける人達がいます。それは寄付や義援金をしたい人達の心を削ります」といったツイートもした。これには「まっちゃんの言葉にはいつも納得させられる」「いい人が損する世の中であってはならないよね」と、共感の声が多数寄せられた。
今回は、松本のようにSNSのコメントに苦言を呈した芸能人を紹介していこう。
藤田ニコル10代を中心とした若い女性から絶大な人気を集めるモデルの藤田ニコルは、時として殺害予告にまで及ぶSNSの匿名コメントに対し「人間がいっちばん怖い生き物だよ ストレス発散のため?」とツイッターで自身の見解を述べた。さらに、「芸能人になるんだったらそれも覚悟してでろって良く言われる。そうゆう考えなるのがもう怖い」と続け、自身が置かれている立場のつらさを明かした。
藤田の投稿にはさまざまな意見が寄せられたようで、翌日には「リプ欄みてたら、これがSNSってのが全部詰まってた」「投稿は本人の自由でもあるし、攻撃するのも自由。
一方、悪意のある匿名コメントを意外な方法で撃退しているのは、メジャーリーガーのダルビッシュ有だ。ダルビッシュは日頃から自身のツイッターに寄せられるさまざまなコメントに返信しており、“アンチ”と呼ばれる人たちに対しても「今すぐやめたほうがいい。ほんまに他人の時間だけでなく自分の時間も削りまくってる」と、厳しく忠告している。
しかし心無いコメントは絶えないようで、そんな時は「おめでとうございます」「それは良かったです」「あなたが幸せそうで私も幸せです」と、3つの言葉をランダムに返しているという。すると相手は自分の言葉に効果がないことを悟り、自然と離れていくのだという。
このテクニックには、ネット上でも「ポジティブな言葉で勝つなんてかっこいい」「いや、相手にしないのが1番でしょ」「みんながダルビッシュみたいになれたらいいのにね」とさまざまな意見が見られる。身体だけではなくメンタルも鍛え抜いているダルビッシュらしい撃退法といえるだろう。
(文=編集部)