体調不良により年内休養を発表しているタレントの中居正広が、11日放送のテレビ番組『中居正広のプロ野球珍プレー好プレー大賞』(フジテレビ系)にVTRで出演。「今年40周年を迎える、プロ野球珍プレー好プレー大賞。
中居は7月に急性虫垂炎を発症して入院したことを発表し、同月中には復帰したものの、10月には体調不良を理由に『中居正広のキャスターな会』(テレビ朝日系)を2週連続で欠席。再び復帰を果たすも、11月には1カ月の休養を発表し、さらに今月2日には休養期間を年内いっぱいに延期することを発表するなど、復帰と休養を繰り返し体調が安定しない様子がうかがえる。
中居は活動休止中もしばしばメディアに登場。年内休養を発表した2日に放送されたテレビ番組『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)に電話で出演し、MCの代役指名を受けた嵐の二宮和也とトークを展開。藤ヶ谷太輔(Kis-My-Ft2)がMCの代役を務めた3日放送のラジオ番組『中居正広 ON&ON AIR』(ニッポン放送)にも、「声聞いて、悪くないでしょう? ちょっとずつですけど、よくなっているんです」などと語る収録済の肉声コメントを提供。そして『珍プレー好プレー大賞』でもVTR出演するなど露出が続く一方、元SMAPでタレントの香取慎吾や、ジャニーズ事務所元副社長で同事務所時代は中居の後輩だった滝沢秀明氏がエールを送るなど周囲の反応も連日にわたりメディアに取り上げられ、休養中にもかかわらず断続的に話題を振りまき、改めてその「スターぶり」が印象付けられている。
病状をめぐる報道そんな中居の病状をめぐって心配の声が広まっている。10月27日発売の「週刊新潮」(新潮社)は、中居が虫垂炎のほかにも盲腸がんに罹患していたことが判明し、9月に腫瘍の摘出手術を受けていたと報道。さらに今月8日発売の「女性セブン」(小学館)は『頬も体もやせこけて復帰不能「オペ室で起きた激震」』というセンセーショナルなタイトルの記事を掲載し、本人が公表していない具体的な病状が報じられることの是非が議論を呼んでいる。
「虫垂がん(盲腸がん)は大腸がんの1%程度を占める悪性腫瘍だ。
さらに12日には、中居の復帰が来春に延期され休養が再々延長される可能性があると「女性自身」ウェブ版が報道。これを受け、ネット上では以下のようにさまざまな声が続出する事態になっている。
<十分長く活躍をしてきただけに誰かがサポートする必要があると思う>
<年単位で休んでいい>
<中居くん無理しないでほしいです>
<中居くんの周りに対しての気遣い、スゴい分かる。でも、今はゆっくり休んで欲しい!幾らVTR出演とは言え、余計な神経使わせたら身体にも良くない>
<きちんと休めているのか心配です。本音を言えば、今は仕事のことは忘れて>
テレビ局関係者はいう。
「中居サイドが、盲腸がんに罹患していると各局の番組サイドに説明しているという話は聞こえてこない。本当の病状はわからないし、公表している虫垂炎の手術の予後が見込みどおりにいっていないだけかもしれない。中居はどの番組でもMCとして番組を回して仕切らなければならないポジションであり、本人も事前に入念に台本を読み込んで本番に挑む完璧主義タイプなので、体力・気力的に100%のパフォーマンスを出せるという自信が持てないため、大事をとって休んでいるという見方が業界内では強い。
もっとも、タバコもお酒も大好きで、毎晩家で何時間も一人で晩酌するのが日課となっている中居だけに、今後も末永く芸能活動を続けていくためにも、今回の治療をきっかけに生活習慣を見直したほうがよいかもしれない」
加えて中居の心をザワつかせる出来事も。SMAPの番組を多数手がけてきた放送作家・鈴木おさむ氏が、6年前のSMAP解散の舞台裏を書いた小説『20160118』を今月9日発売の「文藝春秋」(23年1月号/文藝春秋)上で発表し、物議を醸しているのだ。
「小説では『公開処刑』といわれた『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)内での生謝罪の裏で、当時ジャニーズ事務所副社長だったメリー喜多川氏による強い介入があった経緯や、鈴木氏と個々のメンバーとの生々しいやりとりなども克明に描かれている。鈴木氏は今も放送作家として稲垣吾郎・草なぎ剛・香取慎吾の『ワルイコあつまれ』(NHK Eテレ)や中居の『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)の制作に携わっており、小説という形態ではあるが裏側を暴露することについて4人の了承を得ているのか、そして、なぜこのタイミングでジャニーズを敵に回すような小説を出したのかが業界内での関心ごととなっている」(週刊誌記者)
何かと騒がしい状況が続くなか、中居が心身ともにしっかりと休養できているのかが気になるところである。
(文=Business Journal編集部)