21日、女優でアーティストの平手友梨奈が芸能事務所・HYBEに移籍すると発表された。ときを同じくして20日にはニュースサイト「日刊大衆」が、すでにクランクインしている映画『ムーラン・ルージュ』の撮影に、主演を務める平手が来ず、降板の方向だと報道。
14歳でデビューした平手は、2020年1月に卒業した人気アイドルグループでカリスマ的人気を誇り、ソロになってからも『ドラゴン桜』(21年/TBS系)や『六本木クラス』(22年/テレビ朝日系)などの連続テレビドラマ、『響-HIBIKI-』(18年)、『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』(21年)などの映画に出演するほか、シングル曲「ダンスの理由」(20年)、「かけがえのない世界」(21年)を配信リリースして音楽活動も継続し、精力的に活動を続けている。
「グループ所属時代もソロになってからも、ドタキャンなどで仕事に穴を空けるという報道は絶えなかった。女優としての実力のほどはさることながら、人気やカリスマ性は折り紙付きなので、周囲も本人に強く言うわけにもいかず、扱いづらいタイプのタレントなのでは。起用する側も相応の覚悟がいる女優であることは事実」(テレビ局関係者)
『ムーラン・ルージュ』製作サイドに多額の損失かそんな平手が再びドタキャン騒動を起こしていると「日刊大衆」が報道。記事によれば、2001年公開のアメリカのミュージカル映画『ムーラン・ルージュ』のリメイク版で平手は佐藤健とダブル主演を務め、すでに撮影がスタートしていたが、平手は撮影に姿を現さず、そのまま降板の方向になっているという。
「病気などやむを得ない理由で俳優が突然、撮影に参加できなくなり撮影がストップしたり、スケジュールが変更になるという事態はたまに起こるが、どんな大御所俳優であっても何も説明なしに撮影に来ないというケースは経験したことがない。映画の撮影現場ともなれば俳優やスタッフなどが総勢100人単位で集まるので、もし当日急に撮影ができなくなれば当然ながら金銭的なロスが生じるし、スケジュール遅延や最悪お蔵入りともなれば、多額の損失が生じることになる」(映画制作スタッフ)
気になるのは、事務所移籍と降板報道のタイミングが重なった点だが――。
「一般的に映画主演のような大きな仕事が決まるのはクランクインの1年以上前なので、今回の映画の仕事は前事務所時代に決まったものだろうが、製作サイドとの出演に関する契約については、現時点では新事務所との間で取り交わされていると考えられる。前事務所は国内大手のレコード会社で芸能プロダクションでもあるグループ傘下ということもあり、製作サイドも気を遣わなければならない存在だが、新たな所属先であるHYBEはBTSやジャスティン・ビーバーなど世界的に活躍するアーティストが多数在籍しているとはいうものの、日本の映画界とはほぼ無縁といっていい。
製作中止を免れたとしても、もし仮に平手が降板するとなれば、撮影の仕切り直しや公開延期などで多額の損失が出ることは避けられず、製作サイドが平手の事務所に損害賠償を求める可能性は十分に考えられる。いずれにしても、新事務所としてもさっそく平手のマネジメントに手を焼いて、制御不能状態になっているのでは」(テレビ局関係者)
平手の動向が注視される。
(文=Business Journal編集部)