公称会員数827万世帯を誇る巨大教団「創価学会」を率いる池田大作名誉会長(SGI会長、87)にまつわる驚きの情報が飛び込んできた。
 
 公式行事から姿を消した2010年以降、一部マスコミで重病説や死亡説が繰り返し報じられて、長らく表舞台に登場しなかった池田氏が、なんと2月から某大手新聞紙上で新連載をスタートさせるというのだ。

事情を知る学会関係者は語る。

「池田氏といえば、教団の広報紙『聖教新聞』でその動静が報じられるぐらいで、肉声が伝えられることはほとんどありませんでした。新連載を始めるというだけでもインパクトが大きいのですが、二重にビックリさせられるのは、購読者のほとんどが創価学会信者である聖教新聞ではなく、全国紙だという点です」

 すでに、一部マスコミや永田町界隈はこの噂でもちきりだというが、焦点となっているのは、宗教界の「カリスマ」と手を組んだ新聞社が一体どこなのかという点。有力視されているのが、最近何かと話題を呼んでいる新聞社だ。

「その新聞社とは、朝日新聞だという見方がもっぱらです。連載の形式は、日本経済新聞の名物連載『私の履歴書』のような自伝ものか、あるいは学会のバイブルとなっている『人間革命』のような小説形式になるといわれています」(永田町関係者)
 
 その根拠となっているのが、昨年末頃に関東地域の創価学会某支部で出された大号令である。

「支部幹部から会員に向けて、『来年2月から朝日を購読するように』という通達
が出されたというのです。そこから、会員の間で『朝日で池田先生の連載が始まるらし
い』という話が広まりました」(同)

●一致した利害

 朝日といえば、従軍慰安婦に関する記事の検証問題や、ジャーナリスト池上彰氏の連載掲載拒否問題、さらには東京電力福島第一原発事故の記事取り消しなどで大揺れに揺れている。出版界の構造不況に加え、こうした不祥事の連発で大きく部数を減らしたともいわれている。日本屈指のクオリティーペーパーと、“宗教界の巨人”との異例のコラボレーションの裏には、どんな思惑が絡んでいるのか。

「創価学会はここ数年信者数が伸び悩み、これまで教団にとっての金城湯池となっていた聖教新聞の部数が減少傾向にあるなど、一時の勢いを失いつつある。一番の原因はやはり池田氏の不在です。
かつての勢いを取り戻すために、健在をアピールする場が欲しかったのです。大手紙でいえば、聖教新聞の印刷を請け負う毎日新聞とは協力関係にありますが、よりネームバリューに勝る朝日に接近することで存在感を高めたいという狙いがあったのです。部数減が止まらない朝日にとっても、教団が抱える莫大な信者は魅力的。まさに利害が一致した格好です」(事情を知る学会関係者)
 
 2月、マスコミ業界に激震が走りそうだ。
(文=編集部)

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