このところバラエティー番組などでの露出が激減し、一部では「芸能界を干されたのか」などと噂されていたキム兄ことお笑いタレントの木村祐一が、先月11日にレシピ本『キム兄&クックパッド つまみ越え』(主婦と生活社)を出版した。今月9日には出版会見を行い、妻でタレントの西方凌を伴って出席した。



 キム兄といえば、西郷輝彦・辺見マリ元夫妻の長女でタレントの辺見えみりと2006年に3度目の結婚をしたが、たった2年であえなく離婚。その理由については双方ともに明かすことはなかったが、一部では木村の浮気とDV(家庭内暴力)が原因と報じられた。

 強面の上に、関西人特有のストレートな物言いから出来上がっていたイメージがこういった報道を後押ししたようだが、今になってそれらの疑惑を大きく覆す、辺見との離婚の真相が明らかになった。木村に近しい関係者が明かす。

「原因は木村さんではなく、辺見さん側、というか辺見さん自身ではなく辺見さんの両親である西郷さんとマリさんにありました。マリさんといえば、先月14日に放送されたバラエティー番組『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(テレビ朝日系)内で、拝み屋に洗脳され5億円もの被害にあったことを告白して話題になっていましたが、これによって抱えた負債の一部を、娘婿である木村さんも被っていたのです。洗脳被害は大きな負債を抱えることになった原因のひとつですが、そもそも20代でスターに成り上がったマリさんは、金銭感覚がずれているんです。西郷さんとの離婚後は、慢性的に経済状況はよくなかったようです。ヌード写真集の出版もそうですし、西郷さんと元夫婦でディナーショーを行って、全国各地を回っていました。普通、離婚した元夫妻は共演するだけでも難色を示す人が多いにもかかわらず、1回きりの共演どころか一緒に地方を回るほど、相当経済的に困っていたようです」

 そんなときに、長女のえみりが当時バラエティー番組や俳優としてもひっぱりだこだったキム兄と結婚。たちまち、娘婿として「辺見・西郷一家の稼ぎ頭」になったという。

「木村さんも男気のある人ですから、困っている人がいれば、無視できない性格ですし、何よりも家族だと思っていますからできるだけの協力はしたようです。
それでも限界はありますからね。本人同士も険悪になりますよ」(同)

 世間に叩かれながらも、離婚の真相について沈黙を保ってきた木村の男らしさには、関係者も感服。がむしゃらに稼ぐ必要がなくなった現在、マイペースで4度目の結婚生活を満喫しているようだという。西方との結婚の際に会見で放った「これが最後です」という誓いの言葉も信じられそうだ。
(文=編集部)

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