JRA所属・三浦皇成騎手が、現在フィーバー中の藤田菜七子騎手に"エール"を送ったのだが、どこか物悲しさが......。
三浦騎手は東京スポーツの取材で、最近の新人騎手について言及。
さらに三浦騎手、16年ぶりのJRA女性騎手である藤田菜七子についても意見。「菜七子もまだ足りない面はもちろんあるけど、新人にしては上手に乗っていますね」と語った。先輩としての辛口エール、シブいね! とはならなかった。
このニュースに対するネットの反応は「今の三浦が言っても哀しく聞こえるだけ」「ちっとも上達しない奴に言われたくないだろうな」「どういう立場で言ってんだこいつ」など、完全に冷めたコメントばかり。まあ、もともとネットではあまり人気のない人物ではあるが......。
前述のように、三浦騎手はデビュー年に91勝という大記録を打ち立てた。しかし、その後勝利数は徐々に目減りし続け、年で大体60~70勝という「中堅騎手」ポジションとなってしまった。武豊2世とすらいわれた面影はもはやなく、G1競走制覇もない。序盤の期待と比較すれば物足りないといわれても仕方がないかもしれない。
ネット上には「菜七子ちゃんが先にG1勝ったりして」「立場逆転したりして」など、上から目線(記者の書き方もあるが)な三浦騎手のコメントに辛らつな意見をぶつけるユーザーもいた。
「3年目の時に史上最多となる『9頭落馬事故』のイメージもあり、三浦騎手が新人の騎乗ぶりを評価することに違和感を覚える人も多いみたいです。あの事故自体は不可抗力だったという見方が強いんですけどね。新人時の新記録に関しても『新人にしてはありえない馬質だった』という意見が非常に多い。師匠である河野通文元調教師の"営業"の賜物だったことは有名な話ですね」(競馬記者)
「馬質さえ良ければ誰でも勝てることを証明した男」という意見まで出てしまう三浦騎手。イメージ払拭にはG1勝利、そして新人に記録した勝ち星を上げるしかないが、今年は3月終了時点で9勝と過去最低ペースと苦境に立たされている。奮起に期待だ。