第18回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストで準グランプリとフォトジェニック賞を受賞し、人気俳優となった山本裕典が、大手所属事務所エヴァーグリーン・エンタテインメントを契約解除されたと、公式HPで発表された。理由は「マネージメント業務委託契約の内容に違反したため」とされている。
しかし、多くの報道では、2014年に大阪のミナミのホステスとの一夜限りのベッド写真が流出したことが大きな原因のひとつといわれており、そのほかにも、女性関係が派手なことは、芸能界でも有名だったという。芸能事務所関係者はこう語る。
「山本は、かねて問題が多いことは聞いていました。女にルーズで、マネージャーの話に耳を貸さないとよくいわれていました。女性問題は、表に出ていないような話がたびたびあったようで、その都度、事務所のN社長が彼を呼び出しては説教していたようです。そして、契約解除につながった違反というのは、事務所に内緒でバーを経営していたことだともいわれており、契約解除も仕方がないとの見方が大方です。これまでも、事務所としては、彼の管理にかなり手を焼いていたようなので、ある意味、辞めてもらう、いいきっかけになったのかもしれません」
同事務所は、芸能界でもっとも大きな影響力を持つといわれるバーニングプロダクションの傘下。溝端淳平や、ウエンツ瑛二らイケメンタレントを多く抱える。なかでも山本は、中堅的な立ち位置とあり、出演するドラマや映画では、大抵の場合は4~5番手になる。そんな山本の解雇は、意外にもあまり芸能マスコミ関係者の興味をそそらなかったようだ。週刊誌記者は、その事情をこう説明する。
「確かに、西麻布界隈で派手に遊びまわっている噂は聞いたことがあります。スキャンダルといっても、本人の名前が小さいですからね。女遊びが派手というだけでは、ネタになりません。大物女優や共演者に次から次と手を出しているといった話があれば別ですが、大きな話題にはなりそうもありません。そういう意味では、ノーマークでした」
山本の出演ドラマにかかわった民放テレビ局関係者は、こう評する。
「私もあまり知らなかったのですが、山本さんは圧倒的な女性人気を誇る俳優です。きちんと主役を立て、口も上手です。現場ではムード・メーカー的存在で、悪い印象はまったくありません。ただ、今思えば、物腰がホストのような感じで、水商売などが向いているかもしれません」
●N社長の育てたタレントは“優等生”ぞろい
前出の芸能事務所関係者は、山本が事務所に内緒でバーを経営していたことを疑問視する。
「N社長は、かつて郷ひろみさん、松雪泰子さん、内田有紀さんなどを育てたやり手ですが、確かに短気な一面もあります。しかし、対外的に印象の良いタレントも、内側で見せる顔が違いますから。マネージャーや社長にも報告しないでバーを経営するというのは、何かやましいことがあるのではと勘繰ってしまいます」
さらに、山本はN社長との相性が悪いと指摘する。
「山本自身は、自分の遊び場が欲しかっただけじゃないでしょうか。一方で、共同経営者がいるとされていることから、その人物があやしい関係者なのではないかとの見方もあります。通常、あやしい人物との付き合いや、危険な場所への出入りについて、事務所はタレントに禁止します。N社長は、これ以上山本を管理するのは無理だと判断したようです。N社長は、これまで育てたタレントを見ればわかるように、郷ひろみさんを筆頭としてプロ意識の高い“優等生タレント”ばかりです」
同関係者は、「裕典ファンには残念ですが、この事務所に一旦、“タレント失格”のレッテルを張られてしまったからには、もう芸能界の第一線に返り咲くことはないでしょう」と言い切る。
山本が今後どのような人生を送るのか気になるところだ。
(文=編集部)