ついにローラが反撃を開始した――。
22日、人気モデルでタレントのローラが所属事務所「LIBERA(リベラ)」に対し、実質20年間の専属契約で不当に拘束されているとして、契約終了を求める申し入れ書を送付したことがわかったと、メディアが一斉に報じた。
「ローラさんは、水面下で動いていたバーニング系列の事務所への移籍が、ついに内諾されたと聞きました。“守ってもらえる”状況が整ったため、いよいよ法的な手段に踏み切ったということのようです」
ローラとリベラのトラブルが発覚したのは、およそ2カ月前。ローラが自身のツイッターに「黒い心を持った人とは絶対に一緒にいたくない。10年の信頼をかえして」などと投稿したことにさかのぼる。その後、ローラが10年にも及ぶ長期の契約を交わしており、仮に契約が終了したとしても、そこから2年間は芸能活動ができないという内容の契約書にサインしていることなどが報じられた。さらには、ローラが契約の内容を確認しようとしたところ、事務所社長から「辞めるつもりなら、暴露本を出してやる」「日本だけでなくアメリカでも活動できなくする」などと恫喝されたとの報道もあった。
「そもそも、このタイミングでローラさんの不満が爆発したのには理由があります。デビュー以来苦楽を共にし、信頼していたスタッフさんたちが事務所ともめて辞めてしまったんですよ。もともと、ギャラが少なすぎること、本人はバラエティ番組などに出演したがっているものの、事務所がお金を優先してCMなどが中心の活動となり仕事をセーブさせられていたこと、さらには昨年のハリウッド進出が失敗に終わってしまったことによって、事務所に対する不信感が積もりに積もっていたのです。そこにきて、スポーツニッポンなどの報道にもあった通り、彼女を支えていたマネージャーをはじめ、信頼していた人たちが次々といなくなってしまったことで、ついに堪忍袋の緒が切れたというわけです」(同)
●怖いものなし
ローラは昨年、ハリウッド映画『バイオハザード:ザ・ファイナル』に出演し、かねてから希望していた海外進出がいよいよ本格化するのではないかと見られていた。ところが、その前年の2015年、ローラが自身のツイッターにて「実は映画バイオハザードに出演する事がきまったの!」と、公式情報解禁前にフライング投稿してしまったことで、アメリカの制作サイドが激怒し、今後ハリウッドの仕事をするのは厳しいとの見方があると、「週刊女性」(主婦と生活社)も報じている。
「とはいっても、最近のローラさんはCMタレント、ショーモデルでの活動で十分稼げていました。広告に関していえば大手広告代理店にローラさんを推すチームがあるし、ファッションショーでも彼女を支持するプロデューサーがいる。万が一、現在の所属事務所が今後の芸能活動を妨害してきたとしても、十分やっていけるだけの環境は整っています。移籍先には、先に辞めてしまったあるスタッフさんと共に行くという話も出ているようですから、すでに怖いものなしなのでしょう」(テレビ局関係者)
一方、前出と別の芸能関係者は、今後“元サヤ”に戻る可能性もまだゼロではないと予測する。
「一連の報道では、昨年の事務所の推定売上8億円のうち9割がローラ関連だったと、詳細な金額が明かされています。事務所としてはドル箱であるローラさんを手放したくはないでしょうし、現在の2~3倍のギャラを提示するなどすれば、まだ元サヤに収まる可能性も残されているかもしれません」
また明るく笑いを誘うローラをテレビで目にする日はやってくるのか。その日がそう遠くないことを願いたい。
(文=編集部)