俳優の渡辺謙と女優の南果歩が離婚を発表した。渡辺は昨年3月に元クラブホステスの30代女性との不倫が報じられており、今回の離婚にも影響したと思われるが、インターネット上では両者に同情の声があがっている。
渡辺の所属事務所は報道各社に「女優・南果歩さんと渡辺の間で離婚が成立しましたことをご報告申し上げます」という内容のファックスを送り、離婚の事実のみを伝えた。
一方の南はブログとツイッターを更新し、「この度、離婚という形に到りましたことをご報告申し上げます。出会いから16年、様々なことを学びました。そしてこの1年は、自身の生き方を見つめ直す時間を与えられました。これからは曇りのない笑顔で、私らしく歩んで参りたいと思います。今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます」(※原文ママ)と心境をつづっている。
渡辺と南が結婚したのは2005年。おしどり夫婦として好感度が高かったが、17年3月に「週刊文春」(文藝春秋)によって渡辺の3年におよぶ不倫がスクープされた。渡辺は同年7月に謝罪会見を開き、「おおむね事実」と認めた上で、相手の女性とは円満に別れたと説明。さらに、「妻には本当に苦しく悲しい思いをさせてしまった」「ゆっくり軌道修正をしています」と再出発を示唆していた。
しかし、この時点で別居状態だったことを明かしており、「すぐには戻れないでしょ」「(離婚の話は)出ていない」と微妙な状況であることも吐露していた。
南は16年に乳がんを患い、手術を受けている。
しかしながら、渡辺に同情する声も少なくない。過去に「女性自身」(光文社)が推定6億円の豪邸に南の母と姉が同居していたことを報じており、それを受けて「さすがにキツい。夫として居心地が悪すぎる」「母だけならまだしも、姉まではちょっと……その点は同情する」「肩身狭いでしょ。逃げ出したくなるのもわかる」「財産分与が気になる」といった見方も出ているのだ。
また、2人が結婚した経緯について振り返る声も多い。渡辺は南の前に一般人女性と結婚しており、裁判を経て05年に離婚が成立。同年に南と結婚したが、離婚成立前から交際を始めていたといわれ、「事実上の略奪婚」と報じられたことがあるのだ。そのため、今回の離婚についても「因果応報」「どっちもどっち」といった意見もみられる。
いずれにせよ、2人の前途が注目されそうだ。
(文=編集部)