昨年、主演した連続テレビドラマ『セシルのもくろみ』(フジテレビ系)の大コケに始まり、クラウドファンディング騒動での大バッシング、映画『SUNNY 強い気持ち・強い愛』の降板劇などを経て、健康状態を心配する報道も出ていた女優の真木よう子。今年1月には所属事務所だったフライングボックスからの独立が発表され、実質的には活動休止に入り、今後の芸能活動を危ぶむ声もあったが、ここへきて突如、今月22日に公開される映画『焼肉ドラゴン』のPRのためメディア露出が増えている。
「『焼肉~』はフライングボックス在籍時に映画製作サイドと取り交わされた契約の仕事
なので、契約通り宣伝活動に参加してきちんと契約を履行しているのは当たり前ですが、映画以外のことも聞かれる可能性のあるメディアのインタビュー取材は受けられないようです。製作側とすれば、真木にどんどん取材を受けて“ぶっちゃけトーク”でもしてくれれば良い宣伝効果になるのに、というのが本音でしょう。もっとも、今の真木に良い仕事のオファーがあるのかといえば、厳しいでしょう。世間知らずで人間関係では失敗も多いようですが、感性は素晴らしく、とても良い女優なので、もったいないですね」
13日、東京・新宿区にある赤城神社で行われた同映画のヒット祈願イベントを取材した記者は語る。
「これまで真木は、私生活についてしゃべることを極力避けていました。元俳優の片山怜雄と結婚した時も、もちろん離婚した時も。しかし、今回の映画は高度経済成長期の関西の焼肉屋一家を舞台にした家族の話ということもあって、どうしても家族の話題になる。“我が家の家訓”を出演者たちが発表する場面で、真木は『あいさつを元気よくしよう』と挙げたんです。『行ってきます! ただいま~! おやすみ! とか家の中での家族の会話は、ちゃんとするように心がけています。ただいまって、帰ってきたよということを元気よく伝える、おかえりなさいって、帰る場所があるよってしっかり伝えるのは、心がけているし、娘にも教えたいことです』と、ひとり娘の話をしたのです。結婚していたときは育児はすべて夫任せとの報道もあったので、しっかり母親をやっているというアピールにも聞こえました」
真木は2008年に片山と結婚して、翌年5月に長女を出産し、15年に離婚している。
「子どもが幼い頃、真木は女優として絶頂期でした。その気はなくても、自然と育児が夫任せになっていたことは仕方のないことだと思います。いろいろな失敗を経て、今は娘さんとの時間を最優先しているようですよ。ですから、今はそれほど仕事に貪欲ではないのではないでしょうか」
独立後の真木は今、母として、女優として新たなスタートを切ったのかもしれない。
(文=編集部)