3月末でNHKを退職し、10月からニュース番組『NEWS ZERO』(日本テレビ系)のメインキャスターを務める有働由美子アナウンサー。
5月29日に放送されたバラエティ番組『マツコ、昨日死んだってよ。
「4月にくりぃむしちゅーやマツコ・デラックスが所属するナチュラルエイトに入ることが発表されたものの、当初はテレビ出演についてはなかなか決まりませんでした。というのも、人気があるとはいえ、有働ももう49歳。アラフィフの彼女としては、飽和状態のフリーアナ業界にどう切り込んでいくのか、その売り出し方を相当練っていたみたいです。
特に、飲み友達でもあり、有働がかなり慕っているマツコにはいろいろ相談をしていたようで、結局、“女版マツコ”として売っていこうということになり、最初の仕事はマツコの番組で、さらに日テレにもマツコが売り込んでくれたらしいと聞きました。戦略が功を奏したのか、ルーブルの特別番組での働きぶりは日テレスタッフの間でも評価は高く、そうした経緯もあり『ZERO』MC就任につながったのです」(テレビ局関係者)
有働といえば、NHK退社直後にはフジテレビの報道番組でキャスターに就任するのではないかという情報も流れていた。
「来年4月からスタートするフジの新しい報道番組で、有働がMCに内定しているといわれていたんです。フジとしては“ポスト安藤優子”として、有働に低迷する局の起死回生の救世主となってほしかった。ところが、それを聞きつけた安藤本人が不快感を示したようなんです。安藤さんの夫は報道番組の制作会社の社長さんでもあるので、フジの報道関係者は何も言えない。それで、有働起用の話は立ち消えとなったといわれています」(同)
一方で、別のテレビ局関係者は、「有働サイドがフジに不信感を抱いたのではないか」と話す。
「相変わらず視聴率低迷に苦しんでいる上に、NHKの元同僚でもある登坂淳一アナはフジの番組にキャスティングされるたびに叩かれ、番組に定着しない。さすがに有働サイドも不信感をぬぐい去りきれなかったようです。どうせ出演するなら、視聴率三冠王の常連でもある日テレのほうが将来性も見込めるので、日テレをメインの舞台としていきたいというのが本音ではないでしょうか」
有働アナの民放進出は果たして成功するのか。いよいよ出陣だ。
(文=編集部)