野村周平と桜井日奈子が出演を務める連続テレビドラマ『僕の初恋をキミに捧ぐ』(テレビ朝日系)の最終回が3日、放送された。本作は、青木琴美原作の同名コミックをドラマ化したもので、20歳までしか生きられないと診断された少年と、彼を全身全霊で愛する幼なじみの少女の物語。
そんな同作に主演した野村は、ここ2年ほどは少女漫画の実写作品への出演も多いが、本人的には考えてしまうこともあるようだ。
「最近は恋愛ドラマばかりなので、本人はサスペンスとか社会派モノにも挑戦したいみたいです。でも、ビジュアルがかわいいので漫画原作などの作品に起用されやすい。ただ、オファーを受けるには普段からのイメージも大事で、最近の野村はSNSでも暴言を吐いたり、キャスティングする側としては少し怖いところもあり、どの局も起用には二の足を踏み始めているようです」(野村を知る芸能関係者)
野村といえば先月、都内のクラブで酒に酔いタバコをくわえてシャンパンボトルを握った姿で、大胆に肌を露出させた下着姿の女性3人と一緒に撮影された写真がインターネット上で拡散され、騒動となった。写真は当該クラブのインスタグラムにアップされたもので、そのインスタからはすでに削除されているが、野村の所属事務所は2月26日付「デイリー新潮」記事内で「2月頭に、ニューヨークから来日した友人に連れていってほしいと言われ同行し、店長から頼まれて写真を撮影しております」とコメントしている。
「連ドラの主演中に、このような写真が出回る事態を招くなど、下手をすればスポンサーまでからむ問題に発展しかねず、かなりまずいです。野村は、これ以外でも最近、SNS上での問題行為が批判を浴びる事態が続いているだけに、制作サイドとしては野村の起用に二の足を踏むでしょう」(テレビ局関係者)
野村のこうした暴走の裏には、本人の“鬱憤”も影響しているのではないかという声も聞かれる。
「もちろん深夜ドラマでも恋愛ドラマでも、オファーがあるというのは恵まれたこと。しかし、関係者が危惧しているのはゴールデンタイムのドラマの仕事が減少気味なことです。やはりドラマは夜9~10時台がメインですから。野村は演技がうまいし、ヘアスタイルやメイクでビジュアルも変えやすいので、カメレオン俳優になれると注目されていました。
野村は今回のドラマで役づくりのために5キロ減量をしたというが、情報サイト「クランクイン!!」のインタビュー記事では次のように語っている。
「『セカチュー』みたいな作品をやりたい、って思ってたんですよ。人との繋がりで泣いたり、感情的になる役をやりたい。誰かを思って泣きたい……と。そうしたらオファーを頂いて、言っておくものだなと(笑)」
やりたいと言えば役が来るのも、才能かもしれない。
(文=編集部)