2000年にデビューし、モーニング娘。
「アップフロントを解雇された後、ハロプロメンバーと加護亜依との共演は完全NGとされていました。雑誌などで、アップフロントに所属するOGらと並列して取り上げることも、基本的にはできない状態でしたね。そんななか、ハロプロ20周年という節目で共演が解禁されたということです」(週刊誌記者)
アップフロント解雇後は、交際男性の逮捕、自殺未遂、結婚、出産、DV被害、離婚、再婚……と目まぐるしい人生を送っていた加護。その一方で、芸能活動も行っていたが、決して順調なものではなかった。
「私生活でのトラブルが影響していたことに加え、業界内では“アップフロントをクビになったタレント”ということで、敬遠されていた部分があったのも事実です。いくつかの事務所に所属していましたが、いずれもいわゆる“弱小事務所”であり、本格的に芸能活動を復活させる道筋をつけられなかったという事情もありましたね」(同)
そんな加護だが、2016年に現在の所属事務所「アルカンシェル」に移籍してからは、私生活も安定している。
「『アルカンシェル』は、元競輪選手の中野浩一氏の妻であり、歌手や作詞家として活動するNAOMI氏が代表を務める事務所です。
2016年には加護は再婚し、翌年には第2子を出産。私生活も順調のようだ。
「子育てもあるので、芸能活動そのものはそこまで活発ではありませんが、マイペースに活動できる状況があります。前夫の時は家庭内のトラブルが多かったものの、現在はそんなこともなく、とにかく平和な日々を送っているようですね」(芸能事務所関係者)
●辻家のホームパーティーに加護一家がお呼ばれ
そんな加護の復活の裏には、モーニング娘。OGたちの支えもあったという。
「表向きは共演NGだったモーニング娘。OGと加護でしたが、私生活では連絡を取り合っていたんです。特に、Wの相方である辻とは家族ぐるみでの付き合いがあり、辻家のホームパーティーに加護一家が呼ばれたこともありました。このようなかつての仲間のサポートもまた、加護の復活を後押ししたことはいうまでもありません」(同)
不祥事などで芸能活動を休止することになったタレントが復帰するのは、容易いことではない。少なくとも自分ひとりの力だけではなかなか難しいのが現状だ。
「加護の場合は、中野夫妻という強い味方を得たことで、大きく状況が変わったといえるでしょう。
淫行疑惑でアミューズとの契約が終了した小出恵介、強制性交の容疑で逮捕された新井浩文、コカイン使用で逮捕され事務所を解雇されたピエール瀧……など、不祥事を起こすタレントが次から次へと出てくる芸能界。彼らが復帰を果たすには、加護のように信頼できる“身元引受人”と周囲の厚いサポートが必要となるのだ。
(文=編集部)