ファッションのトレンドは移り変わりが激しい。流行に乗り遅れまいとショップに行き、店員の巧みな話術に乗せられて新作アイテムを購入してしまったが、家に帰って冷静になると、手持ちのアイテムと合わせづらかったり、なんだか似合っていなかったりして目が覚める……。
一昔前なら、こうした服は「タンスの肥やし」になっていたが、最近はすぐに「メルカリ」などのフリマアプリに出品されるようになった。メルカリには、着用回数は2~3回と新品同然なのに、格安で売られている新作アイテムが多数存在する。しかも、お手頃なファストファッションから憧れのハイブランドまで、ラインナップは選り取り見取りだ。
そこで今、メルカリで実売価格よりも安く手に入れることができるオトクなブランドを、ヘビーユーザーの筆者が独自に調査し、独断で5ブランドを選出してみた。
●ジーユー
定番からトレンドのアイテムまで、老若男女のニーズをカバーするファストファッションブランドのジーユーも、メルカリでなら、さらにおトクに入手することができる。
なかでも、今季発売された「コーチジャケット」は定価2990円という安さと、どんなファッションにも合わせやすいシンプルなデザインが話題を呼び、一時は市場から姿を消したほどの超人気アイテムだ。公式通販オンラインストアでは現在も在庫がなく、どの店舗でも品薄状態が続いているという。
メルカリなら、そんな希少アイテムをゲットできる上に値段も定価以下と一石二鳥。筆者が見つけたコーチジャケットは、着用回数1回で2500円、さらに送料込みと好条件だった。ただし、大変人気のアイテムなので出品されると即売り切れてしまうため、見つけたら早めの購入申請を。
●ユニクロ
ジーユーと同じく、低価格でどんなファッションにも取り入れやすいアイテムを多く販売しているユニクロ。春夏シーズンにシャツ類を販売しているが、今季発売された「オープンカラーシャツ(長袖)」は昨年までのモデルと生地の素材構成をチェンジし、優しいさわり心地にアップデートした商品だ。
これまでのタイプはハリ感がある仕上がりだったが、今季のオープンカラーシャツは見た目、着心地ともにリラックス感が増し、春から夏にかけて大活躍してくれること間違いなしだろう。
そんな「オープンカラーシャツ(長袖)」が、店舗や通販サイトでの販売価格の半額以下で購入可能だ。やわらかな素材感がこなれた雰囲気を演出し、キメすぎないシャツコーデを叶えてくれるので、ぜひとも一着は手に入れておきたい。
●Supreme
アメリカ発のストリート系ブランド・Supremeは、日本の正規店で新商品を購入しようと思うと、発売日当日の朝早くから並ばなければいけないほどの人気だ。しかし、メルカリでなら苦労せずに購入できる。
ビジネスパーソンが取り入れるなら、人気の「キャンプキャップ」や「ウエストバッグ」などの小物がおすすめ。「BUYMA」など海外ファッション通販の新作アイテムの販売価格と比較しても、2000~3000円ほど安く出品されている場合が多い。
だが、ここで注意すべきなのが偽造品だ。Supremeの商品は偽物も世に出回っていることが多いため、購入前に正規品のタグや納品書の有無などを必ず確認しよう。店舗に並ぶ手間を考えれば、Supremeの正規品をメルカリで見つけ出せれば、それほど値引かれていなかったとしても、おトクだといえるかもしれない。
●A.P.C.
A.P.C.は、男女ともにシックで高品質なアイテムを取り揃えたフランスのファッションブランドだ。今回見つけたお買い得アイテムは、19年春夏の新作パーカ。
ほかにも、A.P.C.のアイテムは定価5万1840円の新作ブルゾンが2万8000円で出品されているなど、値下げ率の高さが魅力だ。さらにレディースラインも多く出品されており、A.P.C.の人気アイテム「ハーフムーンバッグ」もかなりプライスダウンされているものばかり。メルカリでの販売価格なら、色違いや素材違いで複数購入する夢も叶えられる。
●THE NORTH FACE
アウトドアや登山用品などを手がけるTHE NORTH FACEの衣類は高性能ながらファッション性を損ねることなく、デイリーユースもしやすい人気アイテムが揃っている。
そんなTHE NORTH FACEの今季の新作ポロシャツは、これからの季節にピッタリ。公式通販サイトでの販売価格は8424円だが、メルカリでは新品未使用で7500円と値下げされている。さらに、THE NORTH FACEはリュック、サコッシュ、ショルダーバッグなど、機能性が高く使い勝手のいいバッグが充実。新品未使用も貴重だが、なかには海外限定販売カラーのレアアイテムもあるので、夏に向けて、ぜひゲットしたいものばかりだ。
筆者の判断でお買い得なアイテムの出品が多いブランドを5つセレクトしてみたが、メルカリでは常に売買が行われているため、紹介した商品がすでに売り切れている可能性も高い。
(文=ますだポム子/清談社)
※各種情報は4月下旬時点のものです。