言わずもがな、世界中でもっとも有名な邸宅であるバッキンガム宮殿。
そこで今回募集していたのが、宮殿内での晩餐会に使用されるクロス類を管理する役職です。募集要項によると王室の内外関わらず、関連するイベントにリネンを供給する担当者のようです。
なかでも、目を引くのが「highest standards」「very best」といった最高レベルのクオリティを求める言葉。エリザベス女王に仕える仕事なので当然といえば当然ですが、これ以上にない最上級に囲まれて働くこととなりそう。
在庫の管理など実務的な仕事もありますが、業務内容として太字で記されているのが、王室の壮麗な晩餐に相応しいリネンを用意する、ということ。
テーブルコーディネイトやマナーの知識があればなお良いそうで、将来その分野を視野に入れている人にとっては夢のような環境、といえるかも。
多い? 少ない? 王室のサラリーさて、気になるサラリーですが、年間17,778ポンド(日本円にして約250万円)。それに15%の年金と諸給付があるようです。
住み込み、食事付きではありますが、個人的にはフルタイムなのに意外と低めかも、と思ってしまいました。守秘義務など特殊な事項も多そうな仕事の割には拍子抜けするような金額ですよね。
また、住み込みと聞いて頭をよぎったのが「シンデレラ」に登場するような屋根裏の使用人部屋......。
残念ながら2016年7月17日に募集は締め切りでしたが、ほかにキッチンポーターの職も募集がありました。
そもそも王室がネットに求人広告を出しているのも驚きですし、サラリーの低さや住環境などの謎も多いですが、ドラマ『ダウントン・アビー』の世界を実際に体験できるかもしれません。
お城に住む、ということだけなら、ウィーンのシェーンブルン宮殿が一部を賃貸住宅として一般に貸しだしている例がありますが、長い英国王室の歴史を伝承するアイテムを直接手にし、これ以上にない格式高い環境で仕事するのは、やはり貴重なチャンス。
興味のある人は多そうですね。
[The Royal Household1, 2]
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