あらゆる業種のなかでも、女性からの人気が高く、いまも昔も合コン受けされるといわれているのが、商社マン。ということで今回紹介するのは、商社に勤務する元ダンサーの山本薫さんです。

商社に入社したきっかけは?

新卒で入社して今年で10年目になるのですが、ゆくゆくは起業してみたいという思いがありまして。そう思うようになったきっかけは、母親が経営者だったことですね。学生時代、就活はわりとまじめにやったほうで、可能性を広げるために、金融やITなど、150社ぐらいのセミナーは受けたと思います。

結果、ダイレクトに「商売」というものを学べる商社ならば、起業するのに早道だと考えて入社を決めました。先輩社員がすてきだったことも大きいですね。

週末はどんな過ごし方をしていますか?

からだを動かすのが好きなので、自転車で都内の自宅から横浜までサイクリングすることもありますよ。それから以前、ベトナムで数年間勤務していたのですが、そのときに知り合った、年齢も業界もばらばらのビジネスパーソンたちとのコミュニティがいまもあって、すごく刺激し合える人たちなんです。

その人たちとチームを作って、ときどきバスケットボールをすることもあります。「あの時代のハノイを知っている」というマニアックな共通項でつながっているのですが、毎回、飲み会もセットで楽しんでいます。

ダンスはいつからはじめたんですか?

小中高とずっとバスケットボールをやっていたので、ダンスをはじめたのは遅めで、大学生のときです。これまでとは違うこととか、人とは違うことをしてみたくなったんですよね。大学ではブレイクダンスのサークルに入ってからだを鍛えたり、一生懸命練習したりしていました。

頭頂部を使って回転する「ヘッドスピン」という技が得意なのですが、ダンスのとある大会でベスト3に入賞したこともありますよ。いまとなっては、友人の結婚式の余興で披露するぐらいですが(笑)。

歳上の女性は好きですか?

ずっと商社で働いてきて、組織社会のなかでの年功序列が身についているせいか、経験豊富な歳上の人の意見は、基本的にリスペクトしています。それから、「商売」は女性を落とすのと同じことだということも社会に出てから学びましたね。もちろん僕の場合は、仕事のおもしろさに目覚めたのが先ですが。

逆に歳下の女性は苦手なんです。その人の経験値にもよりますが、歳下から何か意見されると、「お前に何がわかるんだよ?」と、思ってしまうんですよね(笑)。

好きな女性のタイプは?

自分の意見をしっかり持っていて、1本筋が通っているような人が好きです。

女性をデートにつれて行くとしたら?

夜なら羽田空港、朝なら6時集合で江ノ島などにドライブに行きたいですね。ドライブは気分転換にもなるし、急に思いたって行くのが好きです。

今後の目標は?

将来的には起業の夢もありますが、自分がホームランバッターではないことはよく自覚しているんです。なので、とりあえずは、いまの職場の人はもちろん、お客様とお仕事させていただける環境に感謝して、いま目の前にあるやるべきことに地道に取り組んでいければと思っています。



ベトナムに数年間勤務していたこともあって、ベトナム語が堪能な山本さん。目上の人を立てる慎み深いスタンスは、上司や取引先の人にも受けがよいであろうとことは、容易に想像できます。

落ち着いたスタンスとこれまで積み上げたキャリアをバネに、今後も着実に飛躍するのは間違いありません。

山本薫さん

職業:商社勤務

出没スポット:中目黒

趣味:ダンス、バスケットボール

マイブーム:ビートボックス

撮影/小田原リエ

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