画像提供/パナソニック コネクト

DEI推進を経営戦略の柱のひとつとして位置づけるパナソニック コネクトは、DEIに関する理解を深め、多様なバックグラウンドを持つ人が集い、共にいきいきと働くための議論をする会議プログラムGemba Roundtable(ゲンバ・ラウンドテーブル)」を自社サイトにて公開した。

人事総務本部 DEI推進室およびデザイン&マーケティング本部が連携して考案した会議プログラム「Gemba Roundtable」。

未来の働き方を見据え、組織全体でDEIを推進するための具体的な“施策の種”を生み出すための議論を、社員、責任者、社外の有識者を交えて実施する「働きやすさの未来会議」である。ファシリテーターガイドなどをはじめ、他企業でも実施できるプログラム資料を配布している。

「Gemba Roundtable」のテーマは、「2040年、私たちは『多様な家族』を前提とした働き方ができているか?」。今後増えると考えられている「高齢単身家族」、「同性パートナー家族」、「ビジネスケアラー家族」、「多国籍家族」、「共同育児家族」の5つの家族の形について、参加者が事前学習を行った上で、2.5時間のワークショップ形式の会議を対面で行い、起こりうる課題を洗い出し、具体的な取り組みを検討するという流れで構成された。

2024年1月、パナソニック コネクト社内にて「Gemba Roundtable」を開催。当日は、現場社員6名(エンジニア、製造、カスタマーサポートなど)、役員3名(CHRO、CFO、CMO)、DEI推進室メンバー3名、そして有識者が参加した。 画像提供/パナソニック コネクト

会議の結果、未来の働きやすさに向けた課題や施策が創出され、CMOの山口有希子さんは次のようにコメントしている。

「少し先の未来を考えたとき『家族のカタチ』や『働き方』はどのように変わっていくでしょうか。人口動態や環境変化、社会的な動向を見据え、データに基づいた未来予測からバックキャストして、多様なメンバーと自由闊達に議論する必要があると私たちは考えます。

現場から寄せられた声を今日のアクションに変え、より良い明日へとつなげる。一人ひとりが能力を最大限に発揮できる未来の職場を本気でつくる、そうした願いを込めて『Gemba Roundtable』は始まりました。この会議プログラムがパナソニック コネクトの枠を超えて、多くの方々に活用されることで、より良い『働く現場』の未来に繋がることを期待しています」(山口さん)

パナソニック コネクト

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