千葉市若葉区の不動産業・ハウスメーカーの「トミオホールディングス」が、ドーナツブランド「Weeken,Donuts(ウイークエンドーナツ)」を立ち上げた。サツマイモを使ったフレンチクルーラーや生ドーナツなど10種類を、本社敷地内にあるカフェで販売している。

 新ブランドのドーナツは、ドッグランなどが整備されている同社の暮らし方体験施設トミオヴィレッジ高品にある「CoteCafe(コテカフェ)」で販売している。ブランド名には「ドーナツで週末気分を毎日感じてほしい」との願いを込めた。
 「フレンチクルーラーおいも」は、江戸時代に千葉市でサツマイモが試験栽培されたことにちなんで開発した。千葉県産などのサツマイモを使い、カットした大学芋にイモのクリームをのせて仕上げた。自家焙煎(ばいせん)したコーヒー豆から作ったクリームのフレンチクルーラーも用意した。
 「生ドーナツ」は小麦粉にポテトパウダーを練り込んだもちもち感のある生地が特徴で、チョコレートやイチゴミルクなど五つの商品をそろえた。他にも2種類の「オールドファッション」を取り扱っている。
 販売価格は190~420円。同社が運営する障害者就労支援施設の利用者も調理を手伝っている。商品開発と調理を担当する小久保千恵さんは「生ドーナツの食感を楽しんでほしい。サツマイモのドーナツもボリューム満点に仕上がっている」と話した。
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