千葉県は25日、習志野保健所管内にある漫画喫茶の利用者と従業員の計6人が結核に感染し、うち20~40代男性の4人が発病したと発表した。いずれも治療を受けて快方に向かっている。
県は結核の集団感染事例として厚生労働省に報告した。県での集団感染は昨年2月以来。
 県疾病対策課によると、昨年7月24日、病院から県に40代男性が肺結核に感染したとの報告があった。男性が習志野保健所管内の漫画喫茶を長期利用していたことから、従業員や利用者計15人への健康診断を実施。5人の感染とうち3人の発病が確認された。
 1人は救急搬送され、周囲に感染させる恐れがあることから、接触者に健康診断を実施している。県は2週間以上せきが続く場合は医療機関を受診するよう呼びかけている。
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