県人事課によると、男性職員は24年4月24日、職場の執務室内で女性のスカート内を盗撮。女性が5月に被害を申し出て発覚し、性的姿態撮影処罰法違反の疑いで千葉地検に書類送検された。女性と示談が成立したため、今年3月18日に不起訴処分となった。県は監督責任を問い、所属長を厳重注意とした。
男性職員は19年9月に通勤途中のJR千葉駅で女性3人のスカート内を盗撮したとして、20年2月に停職3カ月の懲戒処分を受けていた。県の聴取に「前回の事案以降、車通勤に変更したほか、スマホのカメラレンズを壊したりして、同じようなことをしないよう対策を講じたが、盗撮のスリルを感じたくなってしまった」などと話している。
記者会見で同課の根本和紀課長は「職員が不祥事を起こしたことは誠に遺憾で、深くおわびする。再発防止へ服務規律の確保を徹底する」と陳謝した。