銚電路線“崖っぷち”に　観光振興へ愛称導入　犬吠埼や刑部岬、景勝地にちなみ
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　銚子電鉄（銚子市）は運行する路線（銚子－外川間６・４キロ）に愛称「犬吠崖っぷちライン」を導入した。市内の犬吠埼や刑部岬といった崖の景勝地にちなみ、観光誘客促進を目的に立ち上げた銚電の「崖っぷちプロジェクト」の一環。
導入期間は今年４月～来年３月末を予定する。
　路線の正式名称は、銚子電気鉄道線。愛称は車内放送や駅構内放送で順次導入しているほか、愛称ロゴを駅の掲示物やホームページに使い始めた。期間後の愛称使用は未定。犬吠駅は犬吠埼に立つ犬吠埼灯台の最寄り駅で、歩いて移動する観光客も多い。
　同プロジェクトでは「崖っぷち」という曲で１月にデビューした千葉県出身歌手の永江理奈さんとのコラボレーションをはじめ、銚電の公式Ｘ（旧ツイッター）を通して「プチ崖っぷちエピソード」を５月末まで募集中。今後、関連商品販売や、厳しい経営を乗り越えたい中小企業有志のサミットを本年度中に予定する。
　銚電は「経営状況は引き続き崖っぷちにあるものの、これらの取り組みによって銚電だけでなく銚子市の認知度を拡大し、観光客を増やせるように機運醸成を図りたい」と期待を込めた。
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