現球場は1990年完成で海沿いの立地による塩害など老朽化が課題になっている。市は2023年7月に「あり方検討基礎調査結果」を公表し、現在地での改修と移転・建て替えの場合の概算費用を試算。工事費と30年間の管理運営費、修繕費を合わせた概算事業費は、現在と同じ屋外型の場合約1700億円。より市内の経済波及効果が高いとされる固定式ドームで約2300億円、開閉式ドームで約2500億円と試算していた。
建て替えの場合、屋外型が事業費を最も抑えられる。ただ建築資材高騰の影響を踏まえて、当初24年度中としていた基本構想の策定時期が延期された経緯もあり、事業費は概算より膨らむ可能性もある。