任期満了に伴う白子町長選は25日に投開票され、無所属新人で元同町副町長の緑川輝男氏(70)が初当選を果たした。ともに無所属で、現職の石井和芳氏(74)=1期=、新人の元同町地域おこし協力隊、小林弘典氏(38)を破った。

 緑川氏は、町職員や副町長としての約40年の行政経験を生かすと主張。「現職は公約を果たしていない」と批判し、町内になくなったスーパーマーケットの誘致などを掲げた。前回の町長選で23票差で敗れた前町長らの支援を受け、票を固めた。
 石井氏は1期目の実績を強調して改革の継続を訴え、小林氏は若年層への浸透を図ったが、ともに及ばなかった。
 投票率は64・17%。過去最低だった前回町長選の69・34%を5・17ポイント下回った。当日有権者数は9010人(男4512人、女4498人)。
 ◇緑川氏の略歴=(元)白子町副町長、町社会福祉協議会事務局長、町職員。敬愛大経済学部卒。古所
◆白子町長選開票結果
=選管確定=
1848 石井和芳(74)無現
2495 緑川輝男(70)無新
1392 小林弘典(38)無新
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