印西市の商業施設で23日に催涙スプレーが噴射され、40人以上が目やのどの痛みを訴えた事件で、同市は27日、傷害容疑で逮捕された同市に住む米国籍の男(51)が、市の付属機関の環境推進会議委員と男女共同参画推進委員を務めていたと明らかにした。今後、捜査の状況を見て対応を検討する。

 市によると、容疑者は公募の中から小論文などでの選考を経て、いずれも今年5月に委嘱された。任期は2年間。環境推進会議委員は2日に、男女共同参画推進委員は14日に会議が行われ、出席していたという。
 藤代健吾市長は「被害を受けた方にご迷惑をおかけし、市民や多くの方々の信頼を損なったことに深くおわび申し上げます」とするコメントを出した。
 事件は23日午後2時40分ごろ、同市中央北3の商業施設「イオンモール千葉ニュータウン」の駐車場で発生。容疑者はたばこの煙を巡るトラブルで催涙スプレーを噴射したとみられる。
編集部おすすめ