松戸市で生後4カ月の男児が死亡した事件を受け、県は28日記者会見し、事件発覚前日に容疑者から柏児童相談所へ育児の不安や自身の体調不良について相談があり、職員が28日に家庭訪問する予定だったと明らかにした。県は「柏児相の対応に問題はなかった」としながらも、一連の経過を検証する考えを示した。

 県によると、容疑者は27日午後2時ごろ、児相虐待対応ダイヤル「189」を通じて同児相に電話相談。同児相は会議を開き、介入できるように「ネグレクト」として受理し、家庭訪問を決定した。
 同日午後6時ごろには、同児相の担当者が容疑者と電話で話し、同日中の家庭訪問も含め提案したが、容疑者側の事情などで日時は翌28日午前10時になった。この際、容疑者の受け答えに問題はなかったという。
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