6月定例県議会は4日、引き続き代表質問が行われた。熊谷俊人知事はキャッシュレス決済を利用すると、支払額の最大10%がポイントとして還元されるキャンペーンを夏休み期間中に実施することを明らかにした。

 公明党の阿部俊昭議員の質問に答えた。
 県経済政策課によると、同キャンペーンは2022年秋に続き2回目で、国の交付金を活用する。期間は8月1~17日。還元額上限の30億円に達した場合、早期に終了する可能性がある。前回は予定より約1週間早く終了した。
 対象となるのは「AEON Pay」「au PAY」「d払い」「PayPay」「楽天Pay」の5種類のバーコード決済で、県外在住者も利用できる。
 還元率は10%。例えば、千円の商品を購入すると、100円分のポイントが後日付与される。ただし、1決済サービスあたりの付与上限額は3千円分のポイント。利用できるのはスーパーなどの小売店、飲食店、サービス業など計約10万店舗。店舗により使えない決済サービスもある。
 熊谷知事は「最近の物価高騰で消費者マインドの下振れが生じている。
消費を喚起し、事業者の収益を増加させることで、県内経済全体の底上げを図ることが必要」と答弁した。
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