これから迎える梅雨時に彩りを添えようと、袖ケ浦市高須地区の親子連れが8日、「彩水(いろみず)のれん」のインスタレーション作りに取り組み、地元の神社に飾り付けた。
 地域への移住者や若い家族層が増加傾向にある中、アートイベントを定期開催する堀江早苗さん(43)と高須地区が、住民同士のつながりを深め、地域の活性化を目指してワークショップを企画した。

 同市奈良輪のコミュニティー施設「高須会館」に集まった幼児から小学生の親子連れ約30人を前に、堀江さんが「雨の日もカラフルになるように。好きな色を作ってね」などと呼びかけて作り方を指導した。
 赤、青、黄色の水と、思い思いに混ぜ合わせた色の水を素材に、それぞれ透明な傘袋の中に入れて丸くしばり、彩水の玉が連続するインスタレーションを作り上げた。
 小学2年、森本湊藍さん(7)は「梅雨に合うようにアジサイみたいに薄い色を中心に作った」と満足そうに笑顔を見せた。
 
 午前と午後の2回に分けて開催し、のれんが出来上がると参加者は近くの高須神社に移動。午前の部は手水(ちょうず)舎にぶら下げ、午後の部は境内の木々に飾り、空間を華やかに彩った。7月6日の例大祭まで展示する。
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