千葉県は11日、両頬に赤い発疹が出る「伝染性紅斑」(リンゴ病)の定点当たりの患者報告数が国の警報基準値を超え、大きな流行が発生していると発表した。基準値を超えたのは昨年12月以来で、県は保育所や学校での手洗いなどの感染防止対策を呼びかけている。

 県疾病対策課によると、2~8日までの定点当たりの報告数が国の基準値2を上回る2・08だった。年代別では、4歳と6歳の39人が最も多かった。リンゴ病は例年夏季に幼児、小学生に流行する。一度感染すると免疫が得られ、再感染しないとされる。妊婦が感染すると、胎児の異常や流産の恐れがある。
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