「サンプラザ」(地下2階地上12階建て)は1995年、市が中心市街地のシンボルとして約100億円をかけ建設。温水プール、フィットネス施設のほか市の悲願だった映画館もあり、2003年のピーク時には年間28万人が利用した。
その後、映画館の閉館もあり利用者が激減。支所など公共施設を移設する小規模改修を実施したが、駅前の立地が災いし貸しスペースなどの活用は進んでいない。今回市場調査を実施したうえで、産業支援機能の強化へ向けて活用を進める方針を策定した。
コワーキングスペース(6~8階)、シェアオフィス6室(6階)、交流イベントフロアとカフェ(12階)を新設。7階は子育て世代のビジネス支援フロアとし、キッズスペースを設ける。既存の市産業支援センター(12階から11階に移設)などと連携しながら創業などを支援する。指定管理者を募集し、来年秋フルオープンの予定。
市原県税事務所(5階)、五井支所(2階)などの公共機関とiスペース(1階)、フィットネスジム(3階)、温水プール(4階)、音楽スタジオ(8階)、研修室(9階)、生涯学習センター(10階)は残し、空調などの改修を同時に行う。来年4月に工事完了予定で、7月から貸館施設は貸出を中止する。