三井アウトレットパーク木更津(木更津市金田東)の第4期増床エリアが、23日開業する。新たに30店が出店し、計330店と店舗数日本一となる。
イベントが開催可能な大屋根広場やスケートボード場も新設している。同施設で20日、関係者を集めて内覧会があった。
 運営する三井不動産によると、三井アウトレットパーク木更津は2012年の開業以来増床を続け、今回は既存施設の南西側を拡張した。店舗面積は約8200平方メートル増の約5万3100平方メートルとなる。24年度の売り上げは約690億円で、4期増床後の目標は850億円。「滞在・体験機能の強化により、『お出かけ先』として選ばれる唯一無二の施設へ」とアピールしている。
 増床エリアに入る30店には、国内アウトレットでは初出店のファッション、アウトドア用品を扱うブランドなど3店舗を含む。人気スポーツ用品ブランド「ナイキ」は、店舗の売り場面積を国内最大にしてリニューアルオープンする。米ハンバーガー店「シェイクシャック」が関東のアウトレットでは初めて出店するなど、飲食店も増える。
 約700平方メートルの大屋根広場「ルーフテラス」には人工芝が敷かれ、スポーツやエンターテインメントなどのイベントが開催できる。
 人気スケートボード店が運営する約400平方メートルのスケートボードパークもオープン。初心者から上級者まで楽しめる設計となっている。

 また、「三井アウトレットパークオンライン」の新たな取り組みとして、児童配送ロボットによる実証実験も始まる。予備機を含め3台導入し、施設内での梱包(こんぽう)資材の配送を自動化し、配送業務の効率化を目指す。
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