(平嶋奏葉)
会場となったのは同団地の公民館や、廃園になった保育所の土地を整備し3月にオープンした「ふくふく広場」。ネパールのお菓子販売のブース、ベトナムコーヒーや同国のデザート「チェー」を販売するキッチンカーなどが並ぶ中、多くの外国人や日本人が来訪し、世界各地の料理に舌鼓を打った。
会場では、外国人が日本での困りごとを相談できる窓口を案内するブースも用意。多文化に関するセミナーも開かれた。ステージでは千葉モードビジネス専門学校によるベトナムの歌謡曲、ネパール舞踊が披露され、県警音楽隊の演奏も華を添えた。
同校の学生で、ネパール舞踊を披露した同国出身のアユサさん(21)は「ネパールの文化を知ってもらおうと今日のために頑張って練習した。いろいろな国の人が一緒に拍手で盛り上がってくれてうれしかった」と喜んだ。
同団地に住む大山貴子さん(64)は「最近は(団地内で)外国の方を見かけることが多く、犬の散歩をしている方と話すこともある。ステージを見て、日本で頑張っているんだなとあらためて思った」と話した。
UR都市機構は昨年12月、習志野海浜秋津団地(習志野市)で同様のイベントを開催。