24日午前8時ごろ、山武市木原のJR総武本線日向-八街間の踏切にダンプカーが進入し、銚子発千葉行き上り電車(6両編成)と衝突した。山武署によると、ダンプを運転していた40代ぐらいの男性が重傷を負い、病院に搬送された。
同署が詳しい事故原因を調べている。
 山武郡市広域行政組合消防本部などによると、電車の40代男性運転士もけがを負って病院に搬送された。電車の乗客約300人のうち、10代女性2人が気分の悪さを訴えて病院に搬送されたが軽症だという。
 JR千葉支社などによると、運転士が、踏切内で立ち往生しているダンプを見つけ、非常ブレーキをかけたが間に合わなかった。踏切には遮断機と警報器があり、正常に作動していたという。ダンプは大破し、電車も衝突した前部を中心に破損。目撃した女性が110番通報した。
 事故の影響で、同線は一部区間の上下線で同日午後2時45分ごろまで運転を見合わせた。特急6本を含む上下線33本が運休し、乗客約6500人に影響した。
 同支社によると、ダンプと衝突した電車の乗客はバスで八街駅まで輸送。その後も、運転見合わせ区間で代替バスを運行した。
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