検察側によると、被告はこれまでの取り調べに対し「遅くとも高校3年生の頃から断続的に盗撮をしていた」と供述。「撮ること自体のハードルが下がり、学校での盗撮に至った」「教室で着替えのシーンを盗撮するようになった」とも話したという。いわゆる「盗撮アプリ」を使用していたことも明らかになった。
検察側は「自己の立場を利用し、生徒や同僚の信頼に乗じた犯行。卑劣で手慣れている」として懲役1年6月を求めた。弁護側は被告がクリニックに通い治療していることや父親が監督することなどから、執行猶予付き判決を求めた。
起訴状などによると、昨年9月~今年1月、県内で7~11歳の少女4人のスカート内をスマートフォンの動画で盗撮。今年3月23日には千葉市美浜区の駅構内のエスカレーターで女性(19)のスカート内を盗撮しようとしたともされる。
(大村慧)