千葉県は24日、千葉港コンテナターミナル(千葉市中央区)で「要緊急対処特定外来生物」のアカカミアリ約100匹と卵など約30個が発見されたと発表した。ヒアリの仲間の毒アリで、県内での確認は今年初めて。
全て殺虫処理され、健康被害の報告はないという。
 県港湾課によると、16日に事業者がコンテナの開封作業中、積み荷を固定する木材に生きた働きアリなどが付着しているのを見つけた。コンテナは1日に中国から搬入された。17日に専門家がアカカミアリと確認した。県は環境省と協力して調査と防除を継続し、関係者へ注意を呼びかける。
 アカカミアリは北中米原産で、刺されると激しい痛みに加え、水疱(すいほう)状の腫れの症状が現れる。
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