山万によると、同地区では2005年からの20年間で年少人口は約140%増。これまでは共働き夫婦の利便性などを考えて、駅直結に4施設を整備してきたが、より多くの選択肢を提示しようと、新たに同地区北側で自然豊かな「福祉の街」エリアに開いた。
敷地面積は約1953平方メートルで、0~5歳児の各教室と給食室、遊戯室のほか、芝生の園庭を完備。隣接する林には遊歩道を整備し、季節の移ろいを感じながらのびのびと遊ぶことができる。園の内装も木材を使用したあたたかい雰囲気で統一した。
福祉の街エリアには、学童保育施設併設のグループホームやクリニックなどもあり、他世代との交流や施設間の連携も積極的に行っていく予定。定員は60人で、今年度はは20人を受け入れる。
同園の川口由香園長は「土の匂いや雨の音などを自然の中で体験して心豊かに育ってもらいたい。さまざまな年代の人とも交流することで、優しい情緒あふれる子になるのでは」と期待した。