同パークは、2019年3月に閉校・閉園した同小・南三原幼稚園と和田保育所の跡地などを活用。約2・2ヘクタールの新たな公園として今年4月1日に開園した。総事業費は約5億円。
約3千平方メートルの広々とした芝生広場のほか、斜面滑り台、弾む「ふわふわドーム」、クジラの親子をモチーフとした大型造形遊具などを設けた。校門や二宮金次郎像、ヤシの木といった学校を象徴するものを残してあるのも特徴だ。
式典では、石井裕市長が「住民の意見をできる限り反映しながら整備し、初の大型の市立公園となった。高齢者も楽しめる憩いの場として、かつての学校の時のように子どもたちの声が鳴り響く交流拠点として活用されることを願う」とあいさつ。
名称を公募で決定した経緯から、“名付け親”となった同市立嶺南小学校5年の白井海羽さん(10)もテープカットに参加。南三原の地元での通称「なみはら」と、関東唯一の捕鯨基地を有する和田町の特色、英語のパークを組み合わせたという。白井さんは取材に「みんな楽しく遊べて、人がたくさん集まる場所になってほしい」と話した。
市教委学校再編整備課によると、開園記念イベントは全3回の予定。今後は8月31日に防災、9月28日に食などのマルシェをテーマに開催する。
(島津太彦)