(佐藤楓)
津田仙は、ブロッコリーなどの西洋野菜やイチゴの栽培に国内で初めて成功した人物で、津田梅子の父としても知られる。市内小中学校では毎年、仙の命日の4月24日前後に、ゆかりの野菜を使った「津田仙メニュー」を提供。各校それぞれで栄養士らが考案したメニューが出されている。
市教委によると、市民からも「食べてみたい」との声があったことから、給食再現メニューを企画。今年4月に実際に提供された給食を大人向けにアレンジして、同館内の「さくらカフェ」で販売を始めた。臼井中で提供された「津田仙カレーライスのセット」、佐倉東小の「ピザトーストとスープのセット」の2種類を用意している。
津田仙カレーは、ブロッコリーやアスパラガスなどの無農薬野菜を取り入れ、ヘルシーながら食べ応えのある一品。西洋野菜のマリネとイチゴのマフィンも付く。ピザトーストにはピーマンを、スープにはブロッコリーやニンジンなどの野菜をふんだんに使った。
ドリンク付きで各1250円。同カフェの担当者は「こだわりの野菜を使い、佐倉ならではの味わいを提供している。