千葉県鴨川市の海水浴場で12日夕、中学1年生の男子生徒(12)=同市=が行方不明になった水難事故で、千葉県警鴨川署によると、14日午前5時15分ごろ、近くの海岸で行方不明になっていた中学生が見つかった。現場で死亡が確認された。

 鴨川署によると、中学生の母親の友人が朝から探していたところ、行方不明になった現場から北に約500メートルの海岸で、海辺に浮いている中学生を見つけた。波打ち際から10メートル程度離れていたが、捜索に来ていた男性と協力し引き上げたという。
 勝浦海上保安署などによると、12日午後4時40分ごろ、同市横渚の前原海水浴場付近で「男子中学生が流されている」と通行人から119番通報があった。中学生は友人6人と砂浜で遊んでいたが、友人が気付いた時には沖合に流されていたという。
 鴨川署によると、この海水浴場は今月20日から海開きを予定しており、当時、監視員はいなかった。
 同保安署や県警、県水難救済会などが捜索を行っていた。    
(大村慧)
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