八千代松陰
0000010004―5
0001000000―1
長狭
均衡を破ったのは八千代松陰の矢島陸翔の一振りだった。1-1で迎えたタイブレークの十回1死二、三塁。
左腕の高橋優は131球を投げ完投。四回に先制点を奪われてからは三塁を踏ませず、13奪三振。「挑戦者の気持ちで投げたことが好投につながった」。途中で足がつっても応援に駆けつけた2、3年生による声援を力に変えた。「痛みを感じる前に気持ちがのった。身体を気にせず投げることができた」と笑顔を見せた。
昨年の同じ日、チームは専大松戸に敗戦。高橋優は「この1年やってきたことを無駄にしたくなかった。結果で応えたかった」と力を込めた。
苦しみながらも最後は長短打3本で4点をもぎ取り、チームに勢いが付いた。
(比嘉佑介)