背番号「1」の3年右腕は最大のヒーローだ。130球を投げ抜き、七回まではわずか1失点。「重圧はあった」と11四死球を与えたが、緩い変化球を巧みに織り交ぜて要所を抑えた。一回に2四球と安打で無死満塁のピンチを迎えても無失点で切り抜けた。捕手の田中大夢主将は「あそこで流れを引き寄せた」と振り返った。
佐古にとってZOZOマリンのマウンドは憧れの場所。「いつかここで投げたい」。小学生の時に千葉ロッテ戦を観戦した際に強く思った。
八回無死一塁から登板した3年左腕の狩野晃太郎は押し出し四球を一つ与えるも、それ以外は本塁を踏ませなかった。ナインの総力戦で学校最高成績に並ぶ4回戦進出を果たした。
(森大輔)