千葉県教委と文部科学省は31日、小学6年と中学3年を対象とした「2025年度全国学力・学習状況調査」(全国学力テスト)の結果(速報)を公表した。県教委によると、千葉県内の中3と小6は国語、算数、理科の3教科で「全国平均とほぼ同程度」だった。

 調査は県内の公立小学校750校の小6と公立中学校368校の中3を対象に4月17日に実施。中学校の理科は4月14~17日に初めてオンラインで行った。本年度は英語は実施されなかった。
 県平均正答率は、小6が国語66%(全国66・8%)、算数58%(同58・0%)、理科57%(同57・1%)中3が国語54%(同54・3%)、数学47%(同48・3%)、理科は統計理論に基づく値で496(同503)。
 出題が異なるため単純比較はできないが、前回とは小6で国語は1ポイント減、算数は5ポイント減。中3で国語3ポイント減、数学は4ポイント減だった。
 児童生徒質問調査は「学校に行くのは楽しいか」「自分には良いところがあるか」などを聞いており、県教委は学力テストの正答率との関連を分析する。
(粕谷健翔)
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