同署によると、荒井さんは6月25日、通話したまま来店した60代の男性客から「パソコンがウイルスに感染したのでATMでお金を下ろしてプリペイドカードを買いたい」と言われた。
レシートの裏に「警察来るので(電話を)切らないでください。話を適当に続けてください」と書いて男性に伝えて同署に通報し、詐欺被害を未然に食い止めた。荒井さんは「自分の働く店で詐欺が起きるとは思わず、(被害が)かなり広がっているんだと思った。これからもATMを長時間操作されている方などには注意して警戒したい」と話した。
同署管内では今年に入って6件の詐欺を未然に防いでいる。岡崎署長は「引き続き(コンビニなどに)情報提供をして未然防止につなげていきたい」と力を込めた。
(増淵あかり)